鈴木 將央

今更聞けない日本酒用語!日本酒の「おりがらみ」ってどういう意味?

2016/11/03

日本酒のラベルには、お酒の内容を説明する言葉が書かれています。「おりがらみ」「原酒」「にごり酒」といったように、聞き慣れない言葉を見かけることもありますよね。今回はそんな気になる日本酒の用語のひとつ「おりがらみ」について、解説していきます!
 

日本酒のラベルにある「おりがらみ」って?

今回日本酒のラベルの用語で説明するのは「おりがらみ」という言葉。この「おりがらみ」と書かれている日本酒は、透明な容器に注ぐと、うっすらと白い色をしていることがわかります。実はこの白さが、「おりがらみ」という名の由縁なのです!そのため、「おりがらみ」という言葉については、お酒造りの段階から、説明していきたいと思います。
 

「おり」とは

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日本酒を造る過程において、麹・酒米・仕込み水・酒母などを発酵させたものを「醪(もろみ)」と言います。日本酒は、この醪を目の細かい布などで絞り、その後、貯蔵タンクで保存をしていきます。この絞る作業を行った後の日本酒というのは、出来上がったお酒の中に、細かいお米や酵母のような小さな固形物が浮遊している状態にあります。この小さな固形物のことを「おり」といいます。

「おりがらみ」とは

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貯蔵タンクで保存をしていくことで、こういったおりは沈殿し、お酒が澄んだ状態へと変わっていき、透明な日本酒が出荷されます。「おりがらみ」は、この沈殿しているおりをそのまま取り除かずに出荷するため、うっすらとにごっています。その色から「おりがらみ」は「かすみ酒」とも呼ばれています。

「おりがらみ」の特徴と魅力

ここまで、「おりがらみ」がどういった手順で造られたお酒かを紹介してきました。ここからは、「おりがらみ」と呼ばれるお酒の特徴について、よく似たお酒と比較しながら説明していきたいと思います!

「おりがらみ」の特徴

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「おりがらみ」は、私たちが普段目にする透明のお酒よりも、お米の旨味を強く感じられる事が大きな特徴です。除かれてしまう「おり」には、お米や酵母が含まれているため、コクのある味をより強く感じることができると言えます。

同じ白色!「にごり酒」との違い

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同じく注いだ際白い色の日本酒に「にごり酒」があります。「にごり酒」とは、醪を目の粗い布で漉し、米の粒子や酵母が残っている状態で瓶詰めした日本酒のことを指します。「おりがらみ」と似ていますが、わざと目の粗い布で漉しているため、白く濁っており、さらに強い旨味が特徴です。「にごり酒」に挑戦するのは、香りや味が強くてちょっと…という方こそ、「おりがらみ」から味わってみるのがオススメです。


いかがでしたでしょうか? 「おりがらみ」は、お米の旨味を強く味わう事が出来る一方で、にごり酒に比べ飲みやすさも兼ね備えている、一挙両得なお酒です。ちなみに、にどり酒の種類については、『実はこんなに種類が!いろいろな「にごり酒」について紹介します。』という記事でも紹介しています。
 
入荷状況によっては、KURAND SAKE MARKETでも「おりがらみ」のお酒を飲むことがでるので、ぜひKURAND SAKE MARKETで、「おりがらみ」を味わってみてくださいね!