鈴木 將央

モデル、杜氏、そして日本酒のバイヤー。 特異な経歴の持ち主が、日本酒と向き合うわけとは?

2015/12/25

こんにちは!KURANDのインターン大学生の白似田(しろにた)です。KURANDマガジンでは、インタビュー記事を担当させていただきます!まだまだ未熟ですが、よろしくお願いします。
 
最初ということで、「KURANDってどんな人がいるんだろう…?」気になっている「なぞがいっぱいの社員さん」のインタビューをしてみました!
 
まずは杜氏(とうじ)だったという社員さん。…待ってください、その前に。「とうじ」ってなに?

杜氏とは日本酒造りのプロ!

「杜氏」をご存知でしょうか。日本酒お好きな方ならわかる、聞いたことあるかもしれませんが、私はついこの間までまったく聞いたことありませんでした。なんて読むかもわかりませんでした。

本当にざっと説明しますと、日本酒を造る場所が「酒蔵」、その経営者が「蔵元」。そして日本酒造りのボス、トップで統括する人が「杜氏」です。つまり日本酒造りのプロですね。

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そんな「杜氏」を経験した、KURANDスタッフの「青砥 秀樹(あおと ひでき)」さんに聞いてみました。「なぜ日本酒と向き合うのか」。

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青砥秀樹(あおと ひでき)
島根県・青砥酒造で6年間酒造りに従事し、ゼロから造り出した新銘柄「蒼斗七星(あおとしちせい)」で日本酒業界において多くのファンを生み出した。青砥酒造を退社後、KURANDスタッフとして参加。現在は商品企画としてKURANDの日本酒を厳選。造り手、伝え手の両面での日本酒のプロ。

島根県ご出身の青砥さん。実家は酒蔵ですが、まったく継ぐ気はなかったそうです。そこから実家に戻り、杜氏という経験を活かしてKURANDで何をしているのでしょうか。

それでは青砥さんに聞いてみましょう!

モデル・飲食の経験を経て、継ぐ気のなかった実家の蔵元へ。きっかけは「客観的に日本酒を見たこと」

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――学生時代は何をしていましたか?
 
小学校では野球、中高ではソフトテニスに没頭していました。実家を継ぐ意識とかは全然なかったですね。大学の時は素人のショーモデルに誘われて、その後大学を辞めて東京でもやったこともありました。友達がすごく後押ししてくれて、自分を試してみようと始めたんです。
 
 
 
――でも家の蔵元に戻られたんですよね?
 
はい。バイトで飲食をやったら面白くて。客観的に日本酒を見るようになって、酒蔵の息子としてではなく素直に「日本酒ってすごいな。うまいな。」と思うようになったんです。
 
だいぶ飲食を経験した後、実家から「東京中心に営業してほしい」と言われて、造りから入りました。「造りを知らないと営業はできない」という考えが社長にあったためです。うまくいってない家業の小さな会社だったので、仕事だけに集中できるような環境ではなく、最初はすごく大変でしたね。
 
 
 
――そうだったのですね…。酒造りの魅力はどんなところでしたか?
 
一つひとつの作業や過程がものすごく奥深いことです。「日本酒すごいな」と客観的に思った後に造れたのもよかった。1年目から酒造り全般を教えてもらえて、そこで酒造りの神秘的な部分や、お酒ができたときの感動を味わえました。「酒造りっておもしろいな」と思いましたね。
 
 
 

「日本酒ってこんなにうまいんだ」と自分が感動したあの味を、同じような人たちに等身大で届けたい

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――現在、造り手から売り手や伝え手になってみて、変わったことはありますか?
 
造っているときから売り手、伝え手目線は持っていたと思います。本当に全部をやらなければならなくて、飛び込み営業とかもやっていましたから。でも造る時期には他のことが何もできなくなるので、限界は感じましたね。
 
自分が「日本酒ってこんなにうまいんだ」と感動したあの味を、同じような人たちに等身大で届けたいって思いながら、日本酒を造っていました。蔵元じゃできなかったことをできないかなって。これは一身上の理由で会社を辞めた時、真っ先に考えたことですね。
 
 
 
―――では自然な流れで今の仕事に行きついたのですか?
 
いえ、やりたいことはわかってたけどどんなやり方でやればいいかは悩んでいました。色んな人に会って話を聞いたら、日本酒を売る側の現状がわかってきたんです。自分がどういうところでどんなことをすればいいかも絞れてきました。その時にKURANDの代表に会ったんです。
 
 
 
――タイミングがいいですね!今の仕事でお会いするのはどんな蔵元さんが多いですか?
 
「東京でまだ出回ってない、少量でも一生懸命造っている素晴らしい日本酒を取り上げよう」っていうこの会社のコンセプトに沿って、やっぱり小さな蔵元を扱うことが多いですね。でも小さい蔵ならどこでもいいってわけじゃないんです。きちんとビジョンもコンセプトもあって、かつ密な関係でやっていける蔵元さん。蔵元さんにも、僕らにもメリットがある関係をつくっています。
 
 
 
――多くの蔵元さんに会い、どんなことを感じますか?
 
すごいなと思いますね。本当に勉強になります。それに色んな人に会って話を聞けることも面白い。蔵だと話す内容も決まってたりするけど、今は一歩引いたポジションだから相手も言えることが違ってくるし、フラットな状態で話を聞けるんです。
 
 
 

「色んな蔵元さんと一緒に、世の中のお客さんに素晴らしいものを出していける」人生10回分の経験

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――青砥さんがお酒を飲んでみて、蔵を訪問して「この蔵元さんだ」と選ぶのですか?
 
いまは代表と一緒に一つひとつ決めてる感じですね。でも蔵で働いた経験からそれぞれの蔵がやってることはよくわかるし、年代も若い蔵元さんが多くて、僕が蔵に戻った時に感じたようなことを思ってる人も多い。だから同じ温度感で、ちょっと蔵元目線でやってます。
 
 
 
――本当に青砥さんならではの役割ですね!
 
そう思いますね。僕が蔵元で「蒼斗七星」を造ってたときはそれを育てていくことしかできなかった。それはそれで素晴らしいことですが、今のポジションは同じような思いを持った色んな蔵元さんと、一緒に世の中のお客さんに素晴らしいものを出していけます。その人の人生でやっていることだから、10の蔵元があったら10回生まれ変わらなきゃできないようなことが、できるんです。
 
その蔵元の話を聞いて、同じような気持ちになって、じゃあどうしていこうかと自分が「蒼斗七星」を造った時のようなことを、色んな蔵元さんと一緒にやろうとしてる。
 
蔵元にいた経験のある自分だからこその仕事だし、KURANDでしかできないことだと思います。すごくやりがいを感じてますね。逆に責任も感じてて、しっかりやっていかなきゃなと思っています。
 
 
 

「日本酒っておいしいよね」と当たり前に飲むような環境を、蔵元と一緒につくっていきたい

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――将来に向けて、どんな夢をお持ちですか?
 
「蔵元の為の自分になること」かな。小さくて、決してうまくいっていなかった蔵元で一生懸命もがいてやってきた自分が今この立場になったからこそ、やる意味を感じるんです。
 
それに自分の為とか自分の蔵の為とかよりも、今の方がもっと頑張れる気がする。ただビジネスだけの話じゃなくて本当の意味で蔵元と一緒になってやる人間が、酒屋にいてもいいんじゃないかなと思います。将来、蔵元から自分がどう映っていても、「ありがとう」って言われるような仕事をしたいですね。
 
 
 
――蔵元さんの為にやる方が頑張れる、というのがとても青砥さんらしいです。今後、KURANDを通じてやっていきたいことは何ですか?
 
この会社のコンセプトや思いに、本当に共感しています。みんなで謙虚に、どんどん良くしていきたいですね。居酒屋に行ったとき「日本酒っておいしいよね」と、当たり前に飲むような環境をつくることが、KURANDならできると思うんです。僕個人もその中で成長しながら、みんなでやっていきたいですね。
 
 
 
――そうですね。私の周りにも、日本酒好きは増えています。日本酒を当たり前に飲む時代は、すぐそこまで来ているかもしれませんね!ありがとうございました!
 
 
 

振り返って

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周りの人からの信頼が厚く、杜氏時代には「蒼斗七星」でお客さんの心をつかんだ青砥さん。

 
そんな青砥さんが「なぜ日本酒と向き合うのか」。一緒に進んでいく人々が大きな存在になっているのですね。一緒に歩む蔵元さんや社員さんに対する強い思いを胸に、青砥さんにしかできない仕事を、やりがいを持ってやられています。素敵ですね!
 

日本酒100種類飲み比べ店舗「KURAND SAKE MARKET(クランドサケマーケット)」に並ぶお酒は青砥さんが蔵元さんを回り、代表と選んだものです。飲んでみない手はないでしょう!

 
これからも十人十色な社員さんインタビュー、まだまだ後に続きます!お楽しみに!

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