地元のお米で造った日本酒を飲むほど、酒米の栽培量が増え、耕作放棄地が減る。持続可能な酒造り。 | KURAND(クランド)
鈴木 將央

地元のお米で造った日本酒を飲むほど、酒米の栽培量が増え、耕作放棄地が減る。持続可能な酒造り。

2019/06/07

KURANDのパートナー酒蔵、石川県能登町・数馬酒造さんでは、「耕作放棄地」の削減につながる酒造りを行っています。耕作放棄地とは、農作物が1年以上作られず、農家が数年のうちに農作物を作る予定がない田畑のことです。
 
数馬酒造さんの位置する能登は、世界農業遺産に認定された地域。でも、当時は荒れ果てた耕作放棄地が多く、「期待して訪れて下さった方々がガッカリするのでは?」と危機感を抱かれたそう。そんな思いから、地元の農家さんと協力し、耕作放棄地を開墾する酒米造りをはじめられました。なんとこの4年間で、東京ドーム約5個分もの広さの水田を蘇らせたそうです。すごいですね。


 
ところで、精米歩合60%の純米酒、1800mlを1本造るのにどれくらいのお米が必要になるでしょうか。また、そのお米を作るのにどれくらいの田んぼが必要になると思いますか。※精米歩合とは、米(酒米)の削り具合のことです。
 
答えは「4㎡分(畳2帖以上)」のお米が必要と言われてます(これはもちろん農家や酒蔵により差はありますが)。つまり精米歩合60%の純米酒、1800mlを1本飲むことで、田んぼ4㎡(畳2帖以上)を救うことができるのです。
 
ちなみに、数馬酒造さんが酒米造りに取り組まれてる田んぼは、生き物が60種類以上いないと認定されない「水田環境特A地区」。一節には、1種類の生物が絶滅すると100種類の生物が絶滅すると言われています。田んぼの維持は、生き物の維持につながるのです。
 
能登のお米で造った日本酒を飲めば飲むほど、酒米の栽培量が増えて、耕作放棄地が減っていく。そして田んぼが維持されることで、生き物の維持にもつながる。持続可能な能登の未来を創るため、数馬酒造さんはこのような取り組みを続けられています。まさに「能登を醸す」ですね。
 
私たちKURANDはこの取組みに共感し、数馬酒造さんと「Single Origine Sake 奥能登」を企画して販売しています。奥能登で生きる造り手たちのクラフトマンシップが詰まった一杯をストーリーと共にぜひお楽しみください。