鈴木 將央

夏バテ防止に効果バツグン!飲む点滴「甘酒」の魅力

2019/09/06

「松風に甘酒さます出茶屋かな」

これは、かの有名な俳人”正岡子規”が詠んだ句です。1888年(明治21年)に作られたこの句からも、日本酒や甘酒が、いかに昔から日本人に愛されてきたのかが分かりますね。

ところで皆さんは、この句の季語が何か分かりますか?

実はこの句、夏を詠んだ句であり、しかも使われている夏の季語は甘酒なんですよ!

ということで今回は、現代では、お正月や冬に飲むイメージが強いのに、実は夏の季語である「甘酒」をピックアップ。

夏バテ対策にも最適な、栄養満点で”飲む点滴“とまで言われ、しかも簡単に作れる甘酒」の魅力を紹介していきます!

実は、甘酒は夏の季語?

前述したように、甘酒は夏の季語です。”寒い時期に温めて飲む”という現代のイメージからすると不思議ですよね。

実は江戸時代の頃は、栄養価の高い甘酒は庶民の間で、夏の暑気払いのための飲み物として定着していたんだそうです。

砂糖などの甘味のある食材を、そう簡単には手に入れることができない当時。栄養満点で、しかも甘くて美味しい甘酒は、さぞや人々に愛されたことでしょう。

文献からも、夏になると甘酒売りが「甘酒〜甘酒〜」とうたいながら、街で甘酒を売り歩いていたことなどが窺えます。

今でこそ”冬の飲み物”というイメージがある甘酒ですが、甘酒売りの姿、そして彼らから購入して味わう甘酒は、人々に夏の到来を感じさせたに違いありません。

夏バテ防止にも効果抜群。甘酒の効能とは?

さて、甘酒は「夏バテにも最適」「栄養満点」「飲む点滴」だなんてことを散々言ってきましたが、”甘酒の効能とは具体的にどのようなものなのか“、皆さんは気になりませんか?

ということでここで「酒粕で作った甘酒」と「米麹で作った甘酒」から期待できる効能について、それぞれ説明していきます。

酒粕で作った甘酒の効能

美肌効果

酒粕甘酒に含まれているという、アミノ酸

アミノ酸は、酵素や良質なたんぱく質の原料となるため、健康的な美肌への効果が期待できるのです。

また、酒粕甘酒には、ビタミンB1、B2をはじめとする計8種類のビタミンB群が含まれています。

このうち、ビタミンB1、B2、B6には、肌のターンオーバーを正常化する作用があるため、新しい角質層の生成を促し、美肌を促進する効果が期待できると言われているのです。

美白効果

酒粕甘酒には、アルブチン、遊離リノール酸、スフィンゴ脂質が含まれています。

これらは、シミやそばかすの元となるメラニン色素を生成する、チロシナーゼという酵素の働きを妨げる作用があるため、美白への効果が期待できるのです。

保温効果

酒粕甘酒には、スフィンゴ脂質が含まれています。

スフィンゴ脂質は、肌の角質層で肌の潤いを保つ働きを持つセラミド成分なので、肌の保湿効果が期待できると言われています。

便秘解消

酒粕甘酒には、レジスタントプロテインが含まれています。

レジスタントプロテインは胃で分解されにくいタンパク質であり、食物繊維と同等、もしくはそれ以上の腸内改善効果があると考えられています。

また、酒粕甘酒は不溶性食物繊維を多く含むことから、便秘解消や腸内フローラ改善への高い効果も期待できるのだそう。

ダイエット効果

酒粕甘酒に含まれている、食物繊維

食物繊維と前述したレジスタントプロテインは、肥満の元となる油分の脂質や脂肪を腸内の老廃物とともに体外へと排出する作用があるため、ダイエット効果が期待できると言われています。

また、酒粕甘酒に含まれる酵素やアミノ酸は、食べ物の消化・吸収を効率よくする作用があるため、太りにくい体質づくりにも一役買ってくれるでしょう。


酒粕甘酒は、糖質を含んでいるため避けているという方もいるのではないでしょうか?

ですが、1日あたり適量(200~300mlほど)を摂取することを心掛ければ、上記のような様々な効果が期待できますよ!

米麹で作った甘酒の効能

疲労回復

米麹甘酒に含まれる、ブドウ糖・ビタミンB1・麹菌の酵素

これらにより、まずブドウ糖が持つ疲労回復をサポートしてくれる効果が期待できます。

そして、ビタミンB1が持つブドウ糖をエネルギーに変換する作用、麹菌の酵素が持つ消化・吸収を助ける作用から、さらに疲労回復の効果が期待できるのです。

美肌&美白効果

米麹甘酒の原料である「米麹」に含まれている、コウジ酸

コウジ酸は、メラニンの生成を抑え、シミやそばかす、肌のくすみを予防する作用があるため、日焼けしてしまった肌への対策や、美肌ケアとして効果が期待できます。

また、米麹甘酒にはビタミンB群が含まれており、肌を健康に保つ作用により美肌効果が期待できるとも言われているのです。

便秘解消

米麹甘酒には、食物繊維・オリゴ糖が含まれています。

これらからは、腸内環境を整え、お通じを良くする効果が期待できるだけでなく、腸内環境の改善、便秘解消による、肌荒れや吹き出物の改善も期待できると言われているのです

ダイエット効果

前述したように、ブドウ糖が含まれている米麹甘酒。

ブドウ糖は、摂取後に血糖値をあげる作用もあるため、満腹感を得やすくなり、食べ過ぎ予防に効果が期待できるのです。


このように、米麹甘酒にはブドウ糖・オリゴ糖・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・ビオチン・イノシトール・必須アミノ酸(トリプトファン・リジン・メチオニン・フェニルアラニンなど)、食物繊維などが含まれています。

これらは、人が生きていくのに必要不可欠であり、また病院で打つ点滴に含まれている成分とほぼ同じ。そのため米麹甘酒は”飲む点滴“と言われているのです。

酒粕を使った甘酒の基本的な作り方&甘酒を使ったアレンジレシピの紹介!

いいことだらけの甘酒は、実は自宅で簡単に作ることができます。
ということでここで、酒粕甘酒の作り方と、甘酒を使ったアレンジレシピを紹介しますね!

まずは酒粕を入手!

Amazon等のショッピングサイトで「酒粕」と調べると、上記の商品を始め、様々な酒粕が出品されているのが分かりますので、お好きなものを選び入手してください。

酒粕を使った甘酒の基本的な作り方

【材料・分量 3〜4杯分】

酒粕 100g
600㏄
砂糖 50g
ひとつまみ
生姜(すりおろし、または絞り汁) おこのみで

【作り方】

その1:酒粕は溶けやすいように、細かく千切ります。

その2:鍋に酒粕と水を入れて一晩置き、酒粕をふやかします。

その3:鍋を火にかけ、溶かします。

POINT:お子様やお酒が苦手な方は、アルコールを飛ばす為に一度沸騰をさせましょう。酒粕の香りを楽しみたい場合は、弱火で沸騰する手前の状態を保持しましょう。

その4:もっと簡単に作りたい時は、味噌こしを使用しましょう。

沸騰したお湯に、味噌こしで酒粕を溶かせば一晩漬けなくても大丈夫です。

その5:酒粕を溶かしきったら、砂糖と塩を加えてひと煮立ちして出来上がりです。

お好みで擦り下ろし生姜やシナモンを加えても、美味しいですよ。

(文・撮影/前田未希)

詳しい作り方はこちら

「甘酒」を「他の飲み物で割って飲みやすく」するレシピ

最初に紹介するのは、とにかく「飲みやすさ」にこだわったレシピです。普段愛飲しているドリンクと甘酒と組み合わせることで、飲みやすく、その上で体に嬉しい効果をもたらしてくれるレシピを紹介します。

甘酒×ココア

―まず試していただきたいのが、甘酒×ココアの組み合わせ。甘酒にココアを加えたら、牛乳を少しずつ加え、お好みの濃さで召し上がってみてください。ココアに含まれるカカオ・ポリフェノールには、ストレスを和らげてくれる効果があります。また、甘酒に含まれるブドウ糖疲労回復に効果を発揮するため、疲れが溜まった時にオススメの組み合わせです。ほどよい甘さでリラックスできます。

甘酒×豆乳

次にオススメなのが、甘酒に豆乳を加えて飲む事です。大豆イソフラボンによる女性ホルモンへの働きかけと、甘酒に含まれるコウジ酸美白・美肌効果という、2つの嬉しい効果が期待できます。女性に特におすすめの組み合わせです。

甘酒の味に慣れてきたら……「ちょい足し」レシピがオススメ

次に紹介するのは、甘酒の味にも慣れてきた、そのまま飲む事に飽きてきた、という方向けのレシピです。コップ1杯の甘酒に、素材を「ちょい足し」して、味わいに変化をもたらします。

甘酒レモネード

甘酒レモネードは、甘酒に、レモン汁大さじ2杯を加えたレシピです。さっぱりと飲みやすくなるので、普通の甘酒の味わいに飽きてきた際にもオススメです。

甘酒×生姜

冷え込む冬にぜひ飲んでいただきたいのが、このレシピ。コップ1杯の甘酒に、すりおろした生姜を1かけ加えます。たちまち体がポカポカ温まっていきます。

甘酒×ハチミツ

甘酒にハチミツを大さじ1杯加えます。ハチミツのまろやかな甘みが加わることで、味わいがぐっと変わり、よりホッとする優しい味になります。

食事の置き換えにもオススメ。甘酒のスムージー!

ここからは、もうひと手間加えた甘酒のスムージーについて紹介したいと思います。フルーツをミキサーにかけることにより、酵素の力で美容効果を高めていくスムージーは、女性だけでなく、男性にもオススメです。

リンゴのスムージー

リンゴ半分と甘酒をミキサーに入れて混ぜるだけの簡単レシピです。リンゴは食物繊維が豊富で、腸内環境を整える効果があります。このリンゴの効能と甘酒の効能を組み合わせは、体が冷えてしまったり、胃腸の調子が悪い時などに特に効果を発揮します。

バナナと蜂蜜のスムージー

バナナはあらかじめ凍らせておき、すべての材料(バナナ1本、甘酒70ml、豆乳70ml、ハチミツ大さじ1杯)をミキサーに入れて混ぜます。これまで紹介した甘酒に加えるオススメの品々を、バランスよく含んだこのスムージー。バナナは果物の中でも栄養価が高く、手軽な栄養補給に優れているので、このスムージーは朝ごはん代わりにもオススメです。

「KURAND SAKE MARKET 秋葉原店」にて特別企画「あま酒研究所」開催

2019年9月6日(金)〜30日(日)の期間限定で、「KURAND SAKE MARKET 秋葉原店」にて特別企画「あま酒研究所」を開催します。

米麹からつくったあま酒をベースに、野菜やフレッシュフルーツなど、独自のブレンドでつくったあま酒を全6種類用意。濃厚なあま酒にトマトの酸味をプラスした「トマトあま酒」や、オレンジにシナモンの香りを加えた「オレンジあま酒」など、こだわりを持って開発したフレッシュなオリジナルあま酒を飲めば、これまであま酒に興味がなかった方々も、新たな魅力に気づけるかもしれませんよ!

イベント詳細はこちら

あま酒研究所

店舗名 KURAND SAKE MARKET 秋葉原店
住所 〒101-0021 東京都千代田区外神田4-4-2 HULIC & New AKIHABARA 10F
電話番号 03-5244-4399
営業時間 平日:14:00〜17:00(16:30LO)※着席可
土日祝:14:00〜17:00(16:30LO)、17:00〜23:00(22:30 LO) ※平日夜、土日祝の昼夜はテイクアウトのみ
開催期間 2019年9月6日(金)〜30日(日)
URL https://kurand.jp/sakemarket/amazakelabo

※平日夜は、日本酒専門店「KURAND SAKE MARKET」として営業します。
※「KURAND SAKE MARKET」の営業時間内でも、同商品の注文は可能です。