
日本酒と一緒に飲む「和らぎ水」のススメ。
2022/05/10
皆さんは日本酒を飲む際にお水を一緒に飲みますか?
実は日本酒を飲む際に一緒に飲むお水を「和らぎ水(やわらぎみず)」と言い、日本酒を飲む際に悪酔いを防いだりと、とっても重要な役割をもっています。
日本酒専門店では、最近はほとんどのお店が和らぎ水を出してくれますね。
今回はそんな和らぎ水の重要性について説明します。
和らぎ水(やわらぎみず)とは?
「和らぎ水(やわらぎみず)」とは日本酒を飲みながら合間に飲む水のこと。
いわゆるウイスキーのチェイサー(追い水)のようなものですね。焼酎などアルコール度数の高い蒸留酒は水割りで薄めることが多いですが、日本酒のアルコール度数は水で薄めるにはちょっと、と思いますよね。
そこで日本酒の場合は酒を飲みながらに、水を適度に挟むことで体に負担をかけずにお酒を楽しむことができるのです。
できれば日本酒を造る際に使用された「仕込み水」を飲みたいところです。日本酒に使用された水なので、上手い具合にアルコールを緩和し、酔いが回るのを防いでくれます。
和らぎ水の2つの効果
和らぎ水を飲むことでどのような効果が見込めるのかを紹介します。
・二日酔い防止
和らぎ水を飲むことで、体内のアルコールを中和させ、代謝を活発にさせることで、悪酔いを防いでくれます。更に複数酒類の日本酒を飲む際は合間に和らぎ水を飲むことで、口内をリセットして飲み過ぎを防いでくれます。
・脱水症状の防止
通常、お酒のアルコールを分解する際に体の水分が奪われるため、深酔いすると脱水症状を起こしやすくなりますが、和らぎ水を飲んでおくことによって、水分を予め蓄えておけるので、飲み過ぎの脱水症状を押さえるのに効果的です。
日本酒の割り水燗のススメ
さて、和らぎ水の効果が分かったところで、最後は日本酒の割り水燗について紹介します。
酒飲みの方からすれば、日本酒を水で割るなんてとんでもない!という話かもしれません。
確かに日本酒は一部の原酒を除き、蔵元の方で一番飲みやすい味わいになるまで、水が加えられています(これを加水と言います)。
ですので基本的には日本酒は水を加えて飲むということはないのですがお燗にする際には「割り水燗」を行うこともあります。
それはお酒に1〜2割のお水を加えてからお燗をつける飲み方です。
この割り水燗を行うことで、口当たりが柔らかになり、お燗酒の刺激を和らげることができます。
もちろん水道水では無く、天然水をオススメします。水を加えた後にお燗をするのがポイントです。
途中でこの割り水燗の酒を飲むことで、酔いのスピードを抑えつつリセットすることもできます。
まとめ
日本酒を飲む時には是非用意しておきたい!「和らぎ水」の重要性についていかがでしたでしょうか。
日本酒を飲む時に、「和らぎ水」を一緒に飲むことで、より快適な日本酒ライフをお楽しみいただけるはずです。
ぜひ、取り入れてみてください。