
日本酒は飲みにくい?日本酒のアルコール度数の疑問、アレコレについて徹底解説!
2013/12/19
皆さんこんにちは。
突然ですが日本酒のアルコール度数っていくつかお分かりですか?
平均的に見れば大体15〜16度です。ではこれら日本酒のアルコール度数はいったいどうやって決まるのでしょう?
そんな日本酒のアルコール度数に関する疑問にお応えしちゃいます。
目次
日本酒のアルコール度数は最高何度?
市場に出回っている日本酒の平均的な度数は大体15〜16度のものが多いです。
酒税法によれば日本酒のアルコール度数は22度未満と定められております。
更に、日本酒の酒税は現在ではアルコール度数に関わらず1キロリットル当たり12万円(一升瓶1本あたり216円)と定められていますが、平成18年に酒税法が改正される前は15度~16度未満の日本酒の酒税は1キロリットル当たり14万500円(一升瓶1本あたり252円90銭)でした。それ以降は一度度数があがるごとに9370円が加算されたのです。そのような酒税の決まりも日本酒の度数に関係しているのかもしれませんね。
基本的に日本酒と言えば大体度数15〜16度、高くても20度前後と考えておけば良いでしょう。
他のお酒だと赤ワインが11〜15度、白ワインが7〜14度、梅酒が10〜15度、ビールが4.5〜5.5度、焼酎が20〜25%。
日本酒のアルコール度数は、ワインより少しだけ平均度数が高いのです。
日本酒は実は高度数なお酒?
日本酒のアルコール度数は大体15〜16度ですが、実はこの日本酒、世界で稀に見る高アルコール度数の酒造りをしているのです。
一般的に高度数で知られるウィスキーやウォッカは「蒸溜」を行いアルコール度数を高めています。しかし蒸溜前のウィスキーの原液は10%にも満たない度数なのです。反面、日本酒は通常20%前後の原液ができ、呑みやすいように水を加え調節しているのです。
日本酒は20度以上にはならない?
日本酒は、米に麹を混ぜることで糖分が造られ、その糖分を酵母が食べることで発酵してアルコールを産出します。酵母は糖分をどんどん食べてアルコールを造りますが、アルコール度が20度を超えると、酵母自身がアルコールで死んでしまうので、20度を大きく超えるお酒は出来ないようになっているのです。
ちなみに日本酒の甘口辛口は、酵母が糖分を食べた度合いによって決まり、酵母がまだあまり糖分を食べていない状態で絞ると甘口の酒になり、たくさん食べた状態で絞ると辛口になります。
【番外編】アルコール度数46度の日本酒※
先ほど日本酒のアルコール度数は20度前後が最高だとお伝えしました。しかし、実はもっと高アルコール度数の日本酒が存在します。新潟県にある玉川酒造が製造・販売している「越後さむらい」という日本酒があるのですが、そのアルコール度数はなんと驚きの46度。
特殊な製法を用いて高アルコールの日本酒を造り出しているのです。以前は新潟県の地元地域の一部でしか手に入らない「門外不出」の日本酒だったそうですが、今は蔵元さんの運営するネットショップで手に入れることができます。どんなものなのか、一度は味わってみたいものですね。
※酒税法上ではリキュールという分類になっています。
出典:玉川酒造株式会社
まとめ
日本酒のアルコール度数の決まりについていかがでしたでしょうか。
普段なんとなく飲んでいる日本酒もアルコール度数の決まり方に違いがあります。興味ある方は自分の好きなお酒のアルコール度数が何度で何故その度数なのか、調べてみると面白いかもしれませんね
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