
酒屋の一角でちょっと一杯。「角打ち」の意味と由来について。
2019/05/21
皆さんこんにちは。突然ですが皆さんは「角打ち」という言葉を知っていますか?
最近流行のオシャレな「ネオ角打ち」や「角打ちバル」なる飲み屋も増えて来ていますが、この記事を読んでいる読者の中には、読み方も判然としない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、最近耳にすることが多くなった「角打ち」について説明したいと思います。さて、「角打ち」の本来の意味と由来はどのようなものなのでしょうか?
「角打ち」ってなんて読むの?
まずは「角打ち」の読み方から。デジタル大辞泉によると、「角打ち」は「カドウチ」ではなく「カクウチ」と読むようです。
"(四角い升の角に口を付けて飲むことから)酒屋の店頭で升酒を直接に飲むこと。転じて、店の一角を仕切って立ち飲み用にすること。また、そこで飲むこと。 出典:デジタル大辞泉:角打ち"
“店の一角(いっかく)で飲む”から「角打ち(カクウチ)」と覚えておくといいかもしれませんね。
「角打ち」ってどういう意味?
「角打ち」という言葉はもともと「酒を升に入れたまま飲むこと」という意味で使われていた言葉でした。それがいつからかお酒を販売する「酒屋で酒を立ち呑みする」という意味で使われるようになったのです。
「角打ち」とはあくまで酒を販売する酒屋の中で立ち呑みを行うこと。ただし、今では立ち呑み形式の居酒屋で酒を飲む場合でも「角打ち」と呼ぶことが増えてきました。
「角打ち」の語源
ではなぜ「酒屋で立ち飲みをすること」が角打ちというのでしょうか?
その語源には諸説ありますが、昔の酒の売り方は量り売りが基本で、升に酒を注いで量を計っていました。しかし、「家に帰るまで酒が飲めないなんてありえない!」というお客様のわがままご要望に答え、升に入れその場で酒が飲めるように提供しました。その際に、升の角からお酒を飲んだことが、「角打ち」の由来になっているそうですよ。
ただし「角打ち」という言葉の語源については定かになっていない点が多く、酒を升の角で飲むから「角打ち」と呼ばれるようになったということ以上のことは判明していないようです。
関西では「立ち呑み」、東北では、「もっきり」
最近では、KURAND SAKE MARKETがある関東では、「酒屋の店頭で酒を飲むこと」を「角打ち」と呼ぶことが定着し始めていますが、地域によっては「酒屋の店頭で酒を飲むこと」ことを「角打ち」と呼ばない地域もあるんだとか。
関西では、酒屋のカウンターで飲むことを「立ち呑み」、立ち飲み屋で飲むことを「立ち飲み」といい、東北では「もっきり」と呼ぶこともあるそう。
「角打ち」ができる日本酒専門店「KURAND SAKE MARKET」
「角打ち」という言葉は、もともとの由来から派生して、様々な使われ方もされるようになってきました。「酒屋の店頭で酒を飲むこと」という定義に乗っ取るのであれば、広い意味では、KURANDの直営店「KURAND SAKE MARKET」も「角打ち」と言えるお店かもしれません。
「KURAND SAKE MARKET」に並ぶお酒を飲み比べて、気に入ったお酒があれば、インターネット上の「KURAND オンラインストア」でお酒を購入するという行為は、ある意味新しいお酒の買い方なのかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?「角打ち」の意味や語源などはわかりましたでしょうか?新しいお酒の楽しみ方、「角打ち」。ぜひ楽しんでみてくださいね〜!
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