
冬にしか味わえない、若く爽やかなお酒「しぼりたて」。「初しぼり」や「新酒」とどう違うの?
2020/01/08
東京でもめっきり寒くなった今日このごろ。こんな日は日本酒を熱燗にして飲むのが最高…と思っているみなさん。
冬の楽しみはそれだけではありませんよ! 現在、オンラインストア でも、冬限定酒「しぼりたて」への商品が続々と入荷しています。この時期だけいただける、冬の風物詩「しぼりたて」。「新酒」や「初しぼり」と一緒だと思っていませんか?今回はそれぞれの呼び名の違いについて解説していきます!
「しぼりたて」とは?
酒造りの後半、できあがった醪(もろみ)を酒と粕(かす)に分ける工程があり、これを「搾り」や「あげふね」、「上槽」、「槽がけ(ふながけ)」などと呼びます。
通常お酒は、火入れ処理(熱湯に浸すこと)をしてから出荷されますが、火入れ処理をせず、しぼってすぐ出荷するお酒を「しぼりたて」と言います。一度火入れを加え、貯蔵庫で夏のあいだ寝かせる「ひやおろし」とはまた違った、フレッシュで爽快、そしてフルーティな味わいが楽しめます。お酒によっては炭酸を多く含んだものもあります。
「初しぼり」とは?
「初しぼり」とは、「しぼりたて」の中でもその年1番最初のもろみをしぼったお酒のことです。その名のとおり、初めてしぼったしぼりたてのお酒のことを「初しぼり」と呼ぶんですね。
「新酒」とは?
「新酒」とは広義では酒造年度(前年7月~次年6月)中に造られたお酒のこと。つまり、毎年7月以降に造られ、そして翌年の6月までに市場に出たすべての日本酒のことを言います。
狭義では、その年に採れた新米で造られたお酒のことを言います。ちなみに新酒が夏季を越す(7月1日~)と、「古酒」になります。
ちょっとややこしいですが、まとめると【(広義の)新酒≫しぼりたて≫初しぼり】ということですね。とは言え、法的な記載義務があるわけではないので、蔵元さんによってその呼び名が違ったりもするので、あくまで一般的な捉え方としてご理解ください。
その年に造られたお酒は1年を通して「新酒」と呼ばれますが、一般的には「しぼりたて」は12月~1月あたりにしか出てきません。この時期を絶対逃さないでくださいね!
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