
日本酒の銘柄に「亀」という字が付くことが多いのはなんで?
2016/07/25
こんにちは、KURAND編集部のマロニーです。家で飼っている亀にエサをあげている時にふと思ったのですが、「亀」という字が入っている日本酒の銘柄ってよく目にしませんか?
KURAND SAKE MARKETにも「亀」と付く銘柄がいくつかありますが、なんで「亀」と付く銘柄が多いのか気になったので、実際に「亀」という字が付く銘柄を取り扱っている蔵元さんに聞いみることにしました!
全国で「亀」の名前が入っている銘柄はどれくらいある?
ざっと調べただけでも、日本全国で約25~30の銘柄に「亀」という名前が入っていました。どうして蔵元さんは銘柄に「亀」を入れるのでしょうか?亀好きの私はやっぱり「初代蔵元が亀を愛していたから」なんていう答えが返ってくることを期待しているのですが、さて、実際のところどうなんでしょうか。
蔵元さんに聞いてみた!
いきなりの質問にもかかわらず、皆さん真摯に答えてくださいました!
愛媛県・千代の亀酒造 木村さん
蔵元の名前に「亀」が入っている千代の亀酒造。愛媛県内子町にて300年の長い歴史とその伝統、技術を受け継ぎながら、地元の米・地元の水・地元の空気から醸し出す「いのちにこだわる酒造り」にこだわっています。そんな千代の亀酒造の若き立役者、木村さんにお聞きしました!
Q1.なぜ千代の亀という銘柄に「亀」が入っているのですか?
Q2.全国に「亀」のついている銘柄が多い理由は何でしょうか?
「千代」も「亀」も永代続くようにという意味なのですね!現時点でも300年続いているので、次の目標は1000年でしょうか?
長野県・笑亀酒造 丸山さん
こちらも蔵元の名前に「亀」が入っている笑亀(しょうき)酒造。1883年(明治16年)、初代蔵元が雄大なアルプスの山々を望む信州塩尻宿の陣屋跡にて「笑亀正宗」の醸造をはじめ、新たな歴史を築き上げている蔵元です。そんな笑亀酒造の代表取締役であり杜氏の丸山さんにお聞きしました!
Q1.なぜ笑亀という銘柄に「亀」が入っているのですか?
Q2.全国に「亀」のついている銘柄が多い理由は何でしょうか?
「笑亀」の由来はわからなくなってしまったのですね…。でも最初にこの名前を見た時、とっても親近感がわきました。亀ってよく見ると笑っているように見えるんですよ(笑)どなたか亀を飼っていたのではないでしょうか?
結論
諸説ありそうですが、KURAND SAKE MARKETで「亀」とつく銘柄を造っている蔵元さんに聞いてみた結果、亀は長寿の意味やめでたい生き物として、「縁起がいいから」という理由が多いようです。実際に笑亀酒造さんも千代の亀酒造さんも、100年以上の歴史を持っています。
確かに「鶴は千年、亀は万年」という言葉がある通り、亀って長生きなんですよね。さすがに万年には届きませんが、普通のペット用の亀でも20~30年、ゾウガメはなんと平均寿命が150年だそうです。
それ以外にも、浦島太郎の話では龍宮城の使いとされたり、古い中国では仙人が住む不老長寿の地として信じられた逢莱山(ほうらいさん)の使いとされたり、昔からとってもめでたい生き物とされていたようです。
また、甲羅の六角形は、吉兆を表す形と言われているそう。こんなにたくさんめでたい理由があれば、日本酒の銘柄として用いられるのも納得ですね!
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