STORY
ラム樽のカスクフィニッシュが
ウイスキーをエレガントに
サトウキビを原料につくる蒸留酒「ラム」。ジンやウォッカ、テキーラとともに「4大スピリッツ」の一つで、その甘くまろやかな味わいはカクテルにもよく使われます。「郁 -iku-」は、仕上げのカスクフィニッシュにアメリカンオーク製の「ラム樽」を使用し、国内で熟成しました。樽に染み込んだ、トロピカルフルーツのようにフルーティで甘く芳醇な香りが、奥深い香味を持つモルトウイスキー原酒に溶け出して。艶やかなエレガントさと重厚感のあるダイナミックさという、複層的な魅力をもつ1本を完成させます。
ブレンダーがこだわり抜いた
モルトウイスキー原酒
「郁 -iku-」の原酒には、蒸留所の数々のこだわりが詰まっています。原酒に使うのは、スパニッシュモルトとジャパニーズモルトでつくった2種類のウイスキー。アメリカンオーク製のバーボン樽で、2種類のモルトウイスキーを熟成しました。3年以上寝かせてしっかりと芳醇な香味を纏わせた2本を、熟練のブレンダーが五感を用いて見事に調和。バーボン由来のダイナミックかつふくよかな甘い香りと、モルトウイスキーの複雑で重厚感のある味わいが、「郁 -iku-」の骨格をつくりあげます。
希少な設計が生む
艶めく郁(かぐわ)しさ
国内でも珍しい製法を取り入れた設計は、上質の証。まるで天にも昇るほどに艶やかな郁(かぐわ)しさから、この1本には「強く香ること」を意味する「郁(いく)」という字を与えました。グラスに注ぐと、美しく煌めく暗めのアンバー色の中から芳醇なラムの甘やかさが訪れます。口当たりは柔らかく、ラムの甘みが余韻として長く続きます。ウイスキーの骨格を保ちつつ、芳醇なラムを纏わせることで、ウイスキーを新たなる境地へと導き、逸品に仕上げました。