STORY
銘木・吉野杉の樽でつくる
ウイスキーの希少性
美しい木目や高い強度、香りの高さ……。その高い品質から、世界に誇る国産杉材のブランドのひとつとされる「吉野杉」。年輪幅が緻密で節が少ないため、お酒に余すことなく香味を付けることができ、酒樽としても優秀で、吉野杉樽は古くから最高級の木樽として日本酒蔵で用いられてきました。 神息酒造は世界で唯一、「吉野杉樽熟成のウイスキー」をつくる蒸留所。そんな蒸留所が新たに挑んだ、なめらかな風味と清々しいウッディな香りを放つウイスキーこそ、「樹景 -jyukei-」です。
木本来の香りをつけるために
生杉樽でカスクフィニッシュ
アメリカンオーク樽で3年以上熟成させた2種類のウイスキーをブレンド。焼き入れをせずより杉本来の香りをつけた「吉野杉の生樽」で、カスクフィニッシュさせました。 口に含むと、オーク樽由来のバニラを思わせる甘やかな香りとウッディな清涼感が静かに広がり、ハニーオーツのような穀物の香りがふんわりと立ち上がります。生樽由来の杉の香りやフルーティさが足され、最後には静謐な余韻が広がります。和と洋の樽香が交わり合った、唯一無二の香味をご堪能ください。
日本で最も美しい村
「曽爾(そに)村」から生まれて
奈良県の東北端、曽爾村。ススキが揺れる高原、どこまでも澄んだ空、夜空に瞬く無数の星……。そのすべてが、息をのむような静けさに包まれています。この村は「日本でもっとも美しい村」連合にも認定された、人と自然が調和して生きる、希少な土地。 仕込みに使用するのは、曽爾高原の天然水。2008年に「平成名水百選」にも選出される、透明で澄んだ超軟水です。この名水が、ウイスキーに磨きをかけ、極上のテクスチャーと風味をつくり上げます。