STORY
蜂蜜のお酒
「ミード」とは
蜂蜜のお酒「ミード」。別名ハニーワインとも言われ、蜂蜜とお水、そして酵母を発酵させて造ります。その起源はワインより古く、遥か1万年以上前からあったとされることから「人類最古のお酒」とも言われるミード。蜂蜜の個性に加えて、環境や気候の影響で味わいや色合いが大きく異なります。近年は国内の酒蔵でも造り手が増えている今注目のお酒です。そんなミードに15年以上前から挑み続ける福島県会津の酒蔵が、新たなミードを生み出します。
「ボシェ」と呼ばれる
フランスの古いレシピを基に
1393 年にフランスで出版された本に登場するミードのレシピ「ボシェ(Bochet)」。そんな古いレシピを基に、福島県の酒蔵「峰の雪酒造場」が国産のミードで再現しました。蜂蜜には、甘みが強く、濃厚でコク深い会津産の栃(とち)の花の蜜を使用。キャラメリゼした蜂蜜をじっくりと発酵させてつくるボシェの製法を用いることで、深い琥珀色と芳しい香りのミードが完成します。
琥珀色に輝く
芳しいミード
誘うような香ばしさを放つ甘いカラメル香、そしてブランデーを彷彿させる奥深く華やかな香り。口に含むとミードらしい柔らかな甘い香りが主体となりながらも、カラメルや花、そしてバニラを思わせる香りなど、複数の香りの要素が複雑に広がります。なめらかな甘みと、ほのかな酸味が一体となり、上品でコク深い味わいを奏でて……。まるで高級なブリュレを口にしたような芳しい余韻が口内に長く響く、特別な時を彩る1本です。