すべての原点にして、最高傑作。
FRESH VINTAGE the epic
CONCEPT
はじまりであり、至高の1本
2002年、和歌山県で
その年にできたばかりの日本酒を
氷点下の世界へ閉じ込めた。
-5℃で眠らせること7300日。
「造りたて」のみずみずしさを残しながら、
積み重ねてきた「時の厚み」を感じさせる
神秘的な味わいが今、ゆっくりとその花を開く。
ひとたび口に含めば、
人智を超えた味わいと香りが繚乱。
舌に触れ、喉を通るまでのその一瞬で、
あなたは「20年のすべて」を体感する。
これは「FRESH VINTAGE」という
epic(叙事詩)のはじまり、
そしてそのすべてを語る至高の1本。
TASTING NOTE
香り
焦がしたカラメルのような香りから、芳ばしい熟成香、香木や甘やかな蜜のような香り……。驚くほど多彩な香りが複雑に絡み合い、最後にポッと若草のような初々しい香りが余韻として残ります。
温度帯
はじめはよく冷えた「0℃〜5℃」で、徐々に花開く風味をお楽しみください。そのあとは「40℃〜50℃」のお燗もぜひ。奥底に閉じ込められた香味までが一気に口内に押し寄せるでしょう。
味わい
フレッシュな透明感のある味わいが口の中を通り抜けます。口の中で転がすうちに広がるのは重厚感ある蜜の甘さ、心地よいビターなテイストなど彩り豊かな味わいが花を咲かせ、飽きることなく五味を刺激します。
ペアリング
豊かな香りや余韻に合わせて、燻製料理などと合わせてみてください。サーモンの冷燻や生ハム、コンテチーズと合わせると、風味がより一層膨らんで感じられます。
STORY
開発秘話
FRESH VINTAGE
はじまりの1本
1978年、酒蔵「中野酒造(現中野BC)」では当時の日本では珍しかった「氷点貯蔵庫」をいち早く導入しました。時は流れて2002年。まだお酒の熟成という概念も浸透していなかったこの時代に、「この貯蔵蔵を活かした酒造りをしたい」というかつての杜氏の意向により「FRESH VINTAGE」シリーズが始まりました。その時に貯蔵した幻のお酒こそ「FRESH VINTAGE the epic」なのです。
味わい
約20年で積み重なった
奥深い香味と静かな余韻
「ビンテージだけどフレッシュ」な味わいの始まりの1本。氷点下でフレッシュなままゆっくりと20年間熟成が進むことで、深みのある上品な香りと、きめ細やかな旨味の日本酒が完成しました。舌に触れた瞬間にあふれだすのは膨大な量の香りと味わい。あまりにも複雑に五感を刺激しながらも上品にまとまるその香味は、シリーズの中でも最も奥深く、最後には心地よい静かな余韻までも楽しませてくれる、まさに物語を築き上げた至高の1本です。
製造方法
紀州の土地とともに築いた
氷点下での熟成技術
酒蔵のある紀州は、温暖な気候の地域。その気候が影響し、夏を越すとお酒が過熟状態となり、色付きや味わいに重みが出ることに先代は悩んでいました。蔵の温度を一定に保つための方法として選んだのは、当時では珍しい氷点貯蔵庫の導入。お酒造りに対する愚直なまでの熱意、そして「氷点下での熟成技術」を活かし、蔵人たちのチャレンジ精神とともに「FRESH VINTAGE」は磨きあげられました。
PRODUCT
品目 | 日本酒 |
---|---|
製造年度 | 2002年 |
原材料名 | 米、米こうじ、醸造アルコール |
アルコール分 | 17度 |
内容量 | 700ml |
保存方法 | 冷蔵 (10℃以下) で保存してください |
製造者 | 中野BC株式会社 和歌山県海南市藤白758-45 |