日本酒を「美味しく飲むため」の
器があるとしたら?

「お酒は器で変わる」
そう言われても、ピンとこない方も多いのではないでしょうか。
試飲したときにおいしいと感じた日本酒を家で試したら、
前の印象とどこか変わったように感じてしまう……。
要因は時間の経過や保存方法など、多岐に及ぶかもしれません。
しかし私たちは、そのひとつに「器」があるかもしれないと考えます。
ワイングラスでも、お猪口でも、
満たされなかった「あの一杯」が変わる

香りと味の感じ方の7割は、「器の形状」で決まると言われています。
例えば口部分がすぼんだワイングラスで飲むと、
香りがよく感じられる分、時には強すぎて刺激的になることも。
サイズの小さなお猪口だと、繊細な香りは感じにくくなります。
日本酒の美味しさを引き出す
ワイングラスでもお猪口でもたどり着けなかった
日本酒グラスの境地。

“日本酒を最も美味しくする形”を求め、
職人が試作を重ねて、ひとつの酒器を生み出しました。
完成した酒器こそ「日本酒の酒器の黄金比」です。
※本製品は、SHUWANの製品を元にオリジナルのデザインで商品開発をおこなっております。
科学と職人技が出会う
日本酒のための器づくり

日本酒の酒器の黄金比は、新時代の酒器「SHUWAN」をもとに科学と職人がタッグして生まれました。
0.5mm単位で形状を調整しながら50回以上の試作を重ねて、たどり着いた逸品です。
「良い香り」だけが
ふわりと立ち上がる「黄金比フォルム」

飲み口の上部は、楕円と正円を組み合わせた特殊な形状。
香りをとどめる空間を保ちながら、刺激臭をやさしく逃がします。
口に含む量と空気の取り込みが最適化され、香りが立ち、味わいに奥行きが生まれる設計です。
「香りが立つ」「刺激がまろやかになる」その“飲み心地”こそ、黄金比の効果です。
なめらかな口当たり、
味の輪郭は際立たせて

香りがふわりと立ち上がったあと、次に訪れるのは“口当たり”。口に含んだ瞬間の感触が粗いと、味の印象は一気に変わってしまいます。だからこそ、液体の流れと舌ざわりまで徹底的にデザインしました。
・口径と高さを5mm単位で設計
・見込み(底)と口づくりの曲線で液体の流れを最適化
・職人の削り出しにより、驚くほどなめらかな口当たりを実現

結果、舌先から喉の奥まで味わいのグラデーションを感じられるように。「香り→旨み→余韻」が、自然に流れるように楽しめます。
職人の手仕事が生む、
“1mmで変わる”美味しさ

日本酒文化を育んできた磁器の里、佐賀県・肥前吉田。ここで培われた技術によって、全24工程をすべて手仕事で仕上げています。
素材には日本人になじみのある素材として「磁器」を選定。口縁のわずかな角度、底のカーブ、厚みの微調整。それぞれが、香りや味わいの感じ方に直結します。

機械では再現できない手仕事ならではの“味わいの余韻”を、器そのものが生み出します。
日本酒を魅力的に見せる
蛇の目のデザイン

見込み(底)部分には、青い二重丸が描かれた伝統的な「蛇の目」模様を採用しました。蛇の目は日本酒の色や透明度の違いがはっきりと映える模様とのことで、公式の「利き酒」などが必要な場面で古くから使われています。
日本酒を視覚的にも評価してほしいとの思いから、この柄を採用しています。

さらにただ楽しむだけでなく、日本酒を飲む時間をもっとのんびりと楽しいものにしてほしい。その思いから、蛇の目模様を肉球にアレンジしました。ほっこりと、優しい気持ちになりながら、日本酒をお楽しみください。
研究機関もお墨付き
香りの違い

香りの効果については、研究機関でも証明をされています。味香り戦略研究所調べによると、香り成分を分析したところ、お猪口、ワイングラスと比較し、リンゴ、バナナといったフルーツ系の成分量が多く、不快な臭い(鋭い酸味や腐敗臭)の成分量が少ない結果となりました。
この結果から日本酒の酒器の黄金比の口径と高さの特別な形状により、質量の軽い不快な臭い成分類(酸類等)は程よく放散され、また、楕円と正円を組み合わせた形状により、沸点が高い(エステル化合物)成分は底部に留まることで、フルーティな香りを適度に籠らせ、日本酒の味わいに奥行きが生まれるということが判明します。
つまり、これは“感覚”ではなく科学でも証明された美味しさなのです。
画像等:味香り戦略研究所調べ
飲み方

日本酒を器の半分程度(90cc~120cc)注ぎ、飲用いただくことで、これまでにない新たな日本酒の美味しさを体感いただけます。
「日本酒の酒器の黄金比」造り手コメント

日本酒の器をつくるにあたり、「味わい」と「文化」──2つの不一致を感じていました。ワイングラスでは刺激臭が籠りすぎ、お猪口では香りが空気中に放散してしまう。日本酒が進化を遂げる一方で、器の思想がその歩みに追いついていない──。
そこで私たちは、日本の茶の湯に連なる抹茶碗の流れを汲み、手のひらでお酒を包みながら、日本酒本来の重なる香りを"聴く"ように味わう器を構想しました。

成形・削り・釉がけ・焼成に至るまで、肥前吉田の職人が24の手作業工程で仕上げています。わずか5mmの削りや厚みの違いが香りの立ち方を変え、試作は50回を超えました。こうして生まれた"黄金比フォルム"は、刺激臭をやわらげ、日本酒本来の香りをやさしくとどめ、味のふくらみと余韻を引き出します。
日本酒がもつお米由来のやさしい甘さ、フルーティな奥行きを、ぜひ五感で感じていただければ幸いです。(株式会社シュワン)
日本酒の専門家
酒匠スタッフも太鼓判

わずか600人ほどしかいない日本酒の専門家である「酒匠」の資格をもつスタッフにも、器の魅力を体験してもらいました。
「ワイングラスと比較すると、まず香りが圧倒的にフルーティになります。青りんご系の香りのものならばワイングラスでは若々しいシャリっとした林檎に、日本酒の酒器の黄金比では蜜感がより感じる林檎といった感じです。
また、酸味があまり出てこないのでまろやかな甘さが感じられます。ぐいのみおちょこなどは、味わいを引き出してくれるので甘さを突出させて感じたい際には適しています。
日本酒の酒器の黄金比はぐいのみの味わいを引き出す点と、ワイングラスの香りを引き立てる要素、よいところをハイブリットにしているのではないでしょうか。

さらに器からペアリングを考えても面白いかもしれません。フルーティな香りは脂肪となじみがいいので、カロリーの高いお料理と合わせるのがおすすめです。唐揚げをレモンじゃなくタルタルソースに、お刺身は白身の魚ではなく中とろにしてみたりというだけでも、この酒器で飲むお酒と食べ物を一気に近づけることができると思います。
また、アルコール感を立たせないようにしてくれるので、苦手かもと思った日本酒もこの器で試してみたら違った一面が見られて飲めるということもあるかもしれません。この器が一個でもあれば、日本酒の楽しみ方がより広がると思います」
クランドのスタッフが
ワイングラスとの飲み比べを体験

クランドのスタッフに、ワイングラスとの飲み比べを体験してもらいました。
「ワイングラスは良くも悪くも、すべての香りが出てしまう。一方で日本酒の酒器の黄金比は、メロンや青りんごといった【よい香り】だけをピンポイントで抜き出してくれる感じが印象的でした」(商品開発チーム・A)
「正直体験するまではそんなに信じていなかったのですが、この器は本物です(笑)。注いで数分たった香りは香りの持続性がとてもいいので、飲み続けるには最適な器だと思います」(マーケティングチーム・K)
「口に含む際に舌の先ではなく、全体に広がるからでしょうか。ワイングラスで飲むよりも、甘さがより強く感じられました!」(マーケティングチーム・Z)
クランド日本酒セット
酒器の魅力を最大限に感じてもらうために、香りタイプの異なる日本酒をセットでご用意しました。「酒器で香りと味わいが変わる」という体験を、ぜひ飲み比べながらお楽しみください。

【理系兄弟】すっきりとドライな飲み口とキレのよさを味わえます。青りんごを思わせる華やかな香りをお楽しみください。

【三千世界】洋ナシのを思わせるジューシーな香りが広がる日本酒です。ほどよい酸味とクリアな甘み、そしてキレのよい味わいを楽しめます。
いつもの1杯を、
感動に変える。

同じお酒も酒器を変えるだけで
香りが立ち、味わいがまろやかに広がる。
その“変化”を体験することで、
日本酒の魅力がまたひとつ花開きます。
「日本酒の酒器の黄金比」は、
酒器によってたどり着く“美味しさの本質”を形にしました。
ご自宅の何気ない1杯を感動に変える、
特別な体験をお楽しみください。
商品情報
| サイズ | 80 mm x 66 mm |
| 容量 | 270cc |
| 材質 | 磁器 |
| 食洗器 | 使用可能 |
| 電子レンジ | 使用可能 |
※本商品は、SHUWANの製品を元にオリジナルのデザインで商品開発をおこなっております。
※開発中の商品のため、商品の色合いは写真と異なる可能性があります。
※開発中の商品のため、商品概要は変更になる可能性があります。
※強い衝撃によって破損する恐れがありますのでご注意下さい。
※一つひとつ職人が手作業で仕上げているため、重量・寸法には多少の誤差が生じる場合がございます。
※磁気の特性上、若干のゆがみや黒い粒状の点が出る事があります。
※冷酒、お燗、共にお楽しみいただけますが、薄手に作られているのでお燗酒の際はご注意下さい。



