赤磐雄町米100%使用と山廃仕込の純米吟醸酒で、ふくよかな味わいと深みとコク、それに雄町米の輪郭が感じられます。利守酒造さんの商品で「時代おくれ」と言うお酒に通ずる味わいでした。また雄町を知る方ならご存知の方も多いかも知れませんが、この利守酒造さんが一時期 雄町米が絶滅の危機に瀕した時に、農家の方々、農協、農業試験所、更には行政機関や地元の雄町米を復活させようとする関係各位を当たり、蔵元 4代目 利守忠義社長は今では「雄町レジェンド」と思う「私が勝手にそう思ってます」ほどの功績を残された方であり、雄町の新たな歴史を築いた蔵元と思います。雄町米は岡山県南部を中心に栽培されてますが、中でも良質の雄町米が産出される赤磐市軽部産の雄町米は最高の品質とされ、そのど真ん中に位置する利守酒造さんの赤磐雄町は、まさしく「ど真ん中の美味しさ」と言えます!
三寺 悠仁
まさに、赤磐雄町のポテンシャルを最大限に引き出した、『オマチスト』を唸らせる日本酒。
透明なグラスに注ぐと、ジューシさを想像させる、とろっとした粘度があり、グラスの淵(ふち)からゆったり落ちていきます。
軽くスワリングすること(ワイングラスを回すこと)で、雄町米ならではのふくよかさと青リンゴのような果実感ある上立ち香を感じ取れます。含み香は徐々に中央から広がるイメージです。そこまで強い吟醸香ではなく、馴染むようにふわっと香ります。
口当たりは柔らかく、口に入れた時にお米の旨味がじわっと広がります。雄町のエキス分と酸味が合わさったジューシーな味わいが特徴です。
丁寧に40%まで磨いたことで、雑味を感じることなく、雄町ならではの滑らかで円みのある旨味を余韻まで楽しむことができます。最後に口中をまとめあげるキレがあり、飲みやすく、繊細さと大胆さを兼ね備えています。
最初は、冷蔵庫から取り出し、花冷え(10度前後)でワイングラスに注いで飲むのがおすすめ。穏やかな香りとフレッシュな旨味、キリッとした後味を体感してください。その後、常温に戻すことで、お米の旨味の膨らみと、舌全体の味わいの広がりが楽しめます。
「JUICY OMACHI PREMIUM」は、赤磐雄町の旨味と酸味のジューシーさが余すことなく引き出されています。ふくよかな香りと、口に含んだ時のお米の旨味と酸味、滑らかな円みのある余韻まで、雄町の味わいを最大限楽しめる贅沢な逸品です。