危機を越えた老舗酒蔵が
再始動に挑んだ純米吟醸酒

クランドの日本酒ブランド「酒を売る犬 酒を造る猫」(通称:犬猫)。長く愛され続けるそのブランドの裏側には、ここ数年で目まぐるしい変化がありました。
2024年6月、犬猫を造ってきた新潟市の酒蔵「宝山酒造」は、破産申請という決断を下します。資金繰りの厳しい中、従業員とその家族を守るための苦渋の決断でした。
廃業の危機の中、「愛され続けてきた酒蔵の伝統を失うわけにはいかない」という強い意志のもと、事業承継を経て 2025年に「たからやま醸造」 として蔵は再始動を果たします。

「再び愛される蔵」を目指して再起をかけた1本を造るべく、設備投資を重ね、これまでの酒質を見直してきました。「酒を売る犬 酒を造る猫 Next Stage」は、そんな酒蔵の「次なるステージ」を描いた再始動後初となる日本酒です。
この度、クラウドファンディング限定で、そんな決意を込めた純米大吟醸酒を、フレッシュな無濾過生原酒でお届けします。
たからやま醸造
再出発を決断するまで

現在、日本酒を造る清酒蔵は減少傾向にあり、もっとも酒蔵が多かった時期に比べると半分以下まで減少しています。
酒蔵が減少する要因はさまざまです。加えて2020年以降のコロナ禍で頼りの飲食需要も大きく減少してしまい、「美味しい酒を造っても、売るのに苦労する」という状況が進んでいきます。

たからやま醸造の前身である「宝山酒造」の場合も、資金繰りの課題でした。新潟で明治18年から酒造りを続けてきた「宝山酒造」は、長年土地に根差しながら、地域の人たちに愛される日本酒づくりに取り組んできました。しかし2024年、数年前から支援を受けていた親会社との関係悪化。従業員と経営者家族を守るため、破産手続きを進めるという苦渋の決断を下すことになりました。
※「酒のしおり(令和7年7月)」(国税庁)(https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2025/index.htm)を加工して作成
「酒蔵の再出発」をテーマに
増強した蔵で造る純米吟醸酒を

「これまで蔵を支えてきてくれた人だけでなく、現代の人たちにも長く愛される日本酒を造りたい」。
そんな思いを胸に蔵では生産体制を一新。これまでできなかった設備投資に注力しました。
再始動を経て生まれた、新たな「酒を売る犬 酒を造る猫」をお届けします。
新潟らしいキレのある
最高の「淡麗辛口」を目指して

日本酒ブームを長くけん引してきた新潟県。その背景が新潟の日本酒を表す「淡麗辛口」の味わいです。愛される蔵を築くため、この新潟の土地柄にあった淡麗辛口を極めることを目指していきました。
まず使用する酒米は「淡麗辛口」の日本酒を造るために開発された新潟生まれの酒米「五百万石」。淡麗でありながら、お米の旨味をしっかりと生み出すこの酒米を100%使用し、60%まで磨いた純米吟醸酒として世に出します。

そして、日本酒造りにおいても欠かせない「美しい水」。この水を最大限に活かすためにも今回新たに追加した「仕込み水チラー」によって、水温を外気に頼らず理想値へ調整することができました。これにより五百万石らしい澄んだキレが立ち上がるのです。
フレッシュ感を詰め込んだ
直汲みの「無濾過生原酒」

今回の日本酒は、フレッシュ感を最も堪能できるよう「無濾過生原酒」に仕上げました。

3月の出荷に合わせ、あえて一切の火入れ(加熱処理)をしない“生”のまましぼりたてを瓶詰め。さらに瓶詰めもフレッシュ感をそのまま残すために、手作業で直接瓶に詰める「直汲み」で行います。これによりしぼりたてでしか味わえないガス感とフレッシュで華やかな香りを最大限に閉じ込めます。みずみずしい香り、そして原酒ならではの飲みごたえまでお楽しみください。
「洗練されたクリアさ」に挑む

新潟らしいキレのある味わい、無濾過生原酒、これらの魅力を最大限に活かす上で大切にしたこと、それは一切の雑味のない、洗練された「クリアな味わい」です。これを整えるだけで、日本酒の印象は大きく変わります。
まず、日本酒の命ともいわれる「麹」を理想のものへするために「パネルヒーター」を増設し温度ムラを排除。吟醸酒を造るのに向いているといわれる「突きハゼ型」といわれる麹が安定してつくれるようになりました。 甘み×キレの黄金バランスを実現します。

さらに日本酒を搾る際の機械を丸ごと冷蔵室内で行えるようにしました。これにより、ブランド史上もっともピュアでフレッシュな香りが生まれるのです。
楽しみ方

花冷えといわれる10℃ほどの温度帯がおすすめです。飲む前に冷蔵庫でキリッと冷やしてお楽しみください。

「クリームチーズの味噌漬け」「いぶりがっこチーズ」お届けする春の時期に合わせて「山菜の天ぷら(ふきのとう、タラの芽)」や「初ガツオのたたき」などにもおすすめです。
大切な友と呑み交わす
「酒を売る犬 酒を造る猫 」とは

大学の同級生というたからやま醸造の杜氏の渡邉さんと営業の若松さん。そんな2人を猫と犬に見立てたキャラクターをラベルに描きました。
犬と猫2匹が出会い、成長し、新しい物語を紡いでいく。大学時代の出会いから、別々の道で3年間の修行を終えた2人が、再開し共に酒造りを始めるストーリーを感じて欲しい。
「大切な友と呑み交わす酒」をコンセプトにした日本酒は、SNSでも話題になった、クランドのロングセラー商品です。
蔵の新しい物語の“最初の一章を
大切な人の「最初の一歩」の応援に

廃業という苦難を乗り越え、再び歩みはじめた酒蔵。
その第一歩の証として、最高の品質を追求して仕上げました。
そしてこの酒は、造り手だけの門出の象徴ではありません。
新しい環境に踏み出す人へ。
旅立つ友を送り出す夜へ。
久しぶりに再会する大切な誰かへ。
誰かの節目の瞬間を、そっと背中を押す1本としてもお楽しみいただけます。
「犬猫のNext Stageにご期待を」
(たからやま醸造・渡邊さん)

宝山酒造からたからやま醸造として再起をした2025年12月。その年の造りは最低限手に入るお米でできる限りの設備の仕込みでした。
2025年は設備投資に力を入れ、製造レシピを一新し酒質向上に向けた一手を打つことが出来ました。まだまだ序章ではございますが犬猫のNext Stageご期待ください。
「新しい予感を感じさせる犬猫」
(KURAND開発担当者)

廃業の危機を乗り越え、新会社「たからやま醸造」となって更に品質の向上を目指してつくる商品。日本酒により良い環境を整え、製造におけるマイナス要素を極限まで削ぎ落としてつくられる日本酒になります。
既存の設備では表現がしにくかった「ガス感(微炭酸のようなピチピチ感)」や香りの立ちを楽しんで欲しいです。
商品概要
| 商品名 | 酒を売る犬 酒を造る猫 Next Stage |
| 容量 | 720ml |
| アルコール度数 | 15% |
| 原材料 | 米(国産)、米こうじ(国産米) |
| 商品タイプ | 日本酒(純米吟醸) |
| 製造元 | たからやま醸造株式会社 |
| 保管方法 | 冷蔵 |
※開発中の商品のため、商品の色合いは写真と異なる可能性があります。
※開発中の商品のため、商品概要は変更になる可能性があります。



