商品企画を担当しているりーぬです。
キッチンに差し込む陽の光が、並べた果実を優しく照らす。
そんな何気ない日常の色彩を、ひとつの瓶に閉じ込めたい。
そうして生まれたのが、「織彩(しきさい)のレモンサワー ~香る白桃~」です。
爽やかなレモンサワーに、とろけるような桃の甘みを重ねる。
今日は、その裏側に込めた「バランス」と「色」の物語をお話しします。
二つの個性が溶け合う、黄金のバランス
「レモンサワーとしての軸は守りつつ、桃の豊かな香りをどう共存させるか」
これが、私たちが一番にこだわったポイントです。
主役は、広島・呉市でしか育たない「大長レモン」のピューレと瀬戸内レモン。
その上質な酸味に、和歌山・桃山町のブランド桃「あら川の桃」を添えました。
桃源郷とも呼ばれる地で育った白桃は、驚くほど芳醇で、やさしい甘みを持っています。
どちらかが強すぎても、このお酒の美しさは完成しません。
何度も試作を重ね、ようやく辿り着いたのは、レモンの清々しさと、白桃の芳醇な香り、隠し味として静かに現れるブランデーの綿密なバランス。
グラスに注げば、細かな果肉が舞う鮮やかなサフランイエローが広がります。
一口飲めば、レモンサワーの枠を超えた重厚な果実味に、きっと心がほどけるはずです。
ピンクと黄色、光の中に描いたイメージ
商品の顔となるキービジュアルを作る際にも、この「調和」を大切にしました。
悩んだのは、爽やかなレモンと甘美な桃、どちらの表情を優先すべきかということ。
結局、私たちは「どちらも選ばない」という選択をしました。
背景には柔らかなピンクを配し、そこにレモンを象徴する黄色い光をグラデーションで差し込む。
二つの色が混ざり合い、新しい色彩が生まれる瞬間を表現したのです。
性別を問わず、心地よい上質さを求めるすべての方に届くよう、甘すぎない気品を意識しました。
週末の夜、ホタテのカルパッチョを添えて
このお酒は、ぜひ炭酸水と「1:3」の黄金比で割って楽しんでみてください。
シュワリと弾ける泡とともに、レモンの清涼感が立ち上がり、白桃の香りが軽やかに舞います。
合わせるなら、新鮮なホタテのカルパッチョはいかがでしょうか。
ホタテの繊細な甘みと、このサワーのジューシーな酸味。
お互いを引き立て合う組み合わせに、つい心まで奪われてしまいそうです。
手に入る数に限りがある「あら川の桃」や「大長レモン」を使い、私たちが納得できる最高のバランスを追求すると、どうしても一度に作れる量には限界がありました。
そのため、このお酒は数量限定の「抽選販売」という形をとっています。
日常をほんの少し上質に塗り替える、色彩豊かなレモンサワー。
一本の瓶の中に流れる、果実たちの対話を楽しんでいただけたら嬉しいです。
