今回ご紹介するのは、ピンクグレープフルーツの魅力を極限まで突き詰めた「至宝のピンクグレープフルーツサワー」です。
ピンクグレープフルーツに、希少な国産グレープフルーツ「月夜実」の香りと酸味を重ね、素材の魅力が詰まった1本です。
開発を担当したメンバーに、開発のきっかけから味づくりのこだわりまで、じっくり話を聞きました。
プロフィール
はじめ
酒蔵と相談しながら素材の選定からブレンドなど、どんな設計にするかを決める商品開発を担当している。
担当商品は「ガーネット」や「至宝のグレープフルーツサワー」、「悪魔の赤レモンサワー」など。
「至宝のグレープフルーツサワー」をピンクに
──まず、この「至宝のピンクグレープフルーツサワー」が生まれたきっかけを教えてください。以前「至宝のグレープフルーツサワー」が販売されていましたね。
前作でも使っていた国産グレープフルーツ「月夜実」を、そのままピンクグレープフルーツと組み合わせたら面白いんじゃないか、という発想が出発点でした。
同じ「月夜実」を軸にしながら、今度はピンクグレープフルーツの濃厚な甘みを主役にする。
そういう続編のような位置づけですね。
──ピンクグレープフルーツと「月夜実」、二つのグレープフルーツを使っているんですか?
はい。
ピンクグレープフルーツは、まろやかで濃厚な甘みが持ち味です。
一方の「月夜実」は、爽快な香りと酸味が際立つ。
この二つを重ねることで、甘みと爽やかさが引き立て合うんです。
ピンクの甘さを「月夜実」の香りと酸味がきりっと締める、そんなイメージで組み立てました。
──いつもグレープフルーツサワーに手が伸びるという方は、必見ですね。
グレープフルーツサワーが好きな方や、ピンクグレープフルーツが好きな方にはぜひ試していただきたいですね。
あとは、夏に爽やかなサワーを飲みたい方や、素材の魅力を生かした本格的な味わいが好きな方にもおすすめです。
グレープフルーツサワーは、ほかの柑橘と比べても、華やかな香りと甘酸っぱさ、それから爽やかでビターな余韻が魅力ですよね。
その魅力を、何倍にもパワーアップさせたのが、今回の「至宝のピンクグレープフルーツサワー」だと思っていただけるとうれしいです。
わずか0.3%、希少な国産グレープフルーツ
──ここからは素材の話を。素材のこだわりはどこにあるのでしょうか?
希少な国産グレープフルーツ「月夜実」を使っています。
実は、国内で流通するグレープフルーツのうち、国産のものはわずか0.3%ほどと言われているんです。
「月夜実」は、宮崎県日南市の温暖な気候で育てられたブランドグレープフルーツで、香り高く、みずみずしい味わいが持ち味です。
市場に出る数量も限られた果実なんですよ。
その果皮と果汁を惜しみなく使うことで、華やかな香りと濃厚でジューシーな果汁感を生み出しています。
──その「月夜実」の魅力を引き出す製法はどのようなものでしょうか?
「月夜実」の果皮をじっくり漬け込んだお酒をベースにして、さらにそこへピンクグレープフルーツと「月夜実」、2種の果汁を惜しみなくブレンドしています。
さらに果肉もたっぷり使いました。
果皮の香り、果汁のジューシーさ、果肉の存在感。
グレープフルーツの魅力が丸ごとお酒に詰まっているんです。
果実そのものの香りと色を目指して
──このお酒、ピンクグレープフルーツのような鮮やかな色味が特徴的ですよね。
実はこのお酒、香料や着色料を使っていません。
ここはこだわったところで、ピンクグレープフルーツそのものが持つ香りや色合いをその果実から引き出し、そのまま生かしています。
グラスに注いだときのやさしい色合いも、香りも、素材から生まれたものなんです。
──そうなんですか!果実の力だけで、あの香りと色が出ているんですね。
はい。
もちろん香料や着色料には、味わいや見た目を安定させたり、表現の幅を広げたりする役割があります。
そのうえで今回は、素材の個性をまっすぐ届けたいという思いから、果実由来の香りと色で仕上げる方向を選びました。
本物志向の1本、と思っていただけたらうれしいですね。
──では、そのように素材の個性をまっすぐ生かすうえで、ここだけは譲れない、というポイントはありましたか。
ピンクグレープフルーツの果実感ですね。
その上で、酸味や渋みを不快に感じさせないことにも気を配りました。
果汁とピューレの配合バランスを調整して、グレープフルーツらしさをしっかり引き出しつつ、ラムと糖分のバランスで、ジューシーなニュアンスや甘みを表現しています。
飲みやすさとピンクグレープフルーツの果実感、その両立をいちばん大事にしました。
ラムを使ってさらにジューシーに
──ベースのお酒にはラムを使っているそうですね。狙いを教えてください。
ラムを使うと、ジューシーさが増すんです。
今までのサワーベースはブランデーを使って、味わいに厚みを出すことが多かったのですが、柑橘系はラムベースでじゅわっとさせたほうがおいしいんじゃないか、と気づいたんです。
今回はその考えを形にしました。
──ブランデーからラムへ、というのは味づくりの発想の変化でもあるんですね。
そうですね。
ブランデーの厚みも魅力なんですが、グレープフルーツのような柑橘には、ラムのほうが果実の瑞々しさを後押ししてくれます。
隠し味としてそっと加えることで、ジューシーな果実感に上品な奥行きが生まれるんです。
飲み終えたあとには、心地よい余韻が続いていきます。
がっつりとした食卓に、さっぱりと寄り添う
──どんな楽しみ方がおすすめでしょうか。
オーソドックスですが、唐揚げや焼肉など、油脂感のある料理と合わせて、さっぱり楽しんでいただきたいですね。ピンクグレープフルーツの爽やかな酸味とビターな余韻が、こってりした料理の口直しになってくれます。
このお酒と炭酸水を1:3で割って、ピンクグレープフルーツの魅力を存分に味わって欲しいです。
もう少し甘さがほしいときは、サイダーやトニックで割るのもおいしいと思います。果実感はそのままに、口当たりがやわらかくなります。
──さっぱりとしたサワーが好きな方にはたまらない1本、ぜひ多くの方に手に取っていただきたいです。
果汁も、果肉も、果皮も。果実の魅力、惜しみなく
華やかな香り、甘酸っぱさ、そして爽やかでビターな余韻。
グレープフルーツサワーの魅力を、素材の力だけで極限まで引き上げた1本です。
ピンクグレープフルーツの濃厚な甘みと、国産わずか0.3%という希少な「月夜実」の爽やかさ。
2つの柑橘が重なり合う味わいは、いつもの一杯とは少し違う奥行きを感じさせてくれます。