犬猫を造る宝山酒造の次期当主の渡邉さんと営業の若松さんは、大学の同級生。そんな2人を猫と犬に見立てたキャラクターをラベルに描いています。
今回はクランドの看板を長く背負ってきている、商品でもある「犬猫」の開発背景やそのこだわりを改めて紐解いていきます。
「大切な友と呑み交わす酒」にぴったりの味わいとは
大学時代の友人である渡邉さんと若松さん。大学を卒業してから別々の道を歩んでいた2人は、3年後に渡邉さんの実家である新潟市の日本酒蔵「宝山酒造」で再会し、共に酒造りをしていくことになります。
そんな2人の友情ストーリーから、「大切な友と呑み交わす酒」をコンセプトに開発した日本酒が「犬猫」です。
渡邉さんが無類の猫好きであること、そして人懐っこい性格の若松氏が犬に似ていることから、2人をモデルにした犬と猫のキャラクターを描いたラベルにしていくことに。キャッチーなデザインからも若い方をターゲットに据え、「飲みやすい、万人受けしそうなお酒」を目指して、お酒を造っていきました。
新潟県のお酒として多い、すっきりとして飲みやすい「淡麗辛口」の味わいをベースにしながらも、毎年「飲みやすいお酒」を追求。年々改良をしながら、現在は少し甘みを加えたすっきりとしつつも甘みを感じられる「淡麗甘口」の味わいでお届けしています。
地元「新潟」にこだわって造る
もう一つ、2人が大事にしたのは「自分たちらしいお酒」を造ること。たどり着いたのは、新潟産の原材料へのこだわりでした。「『新潟はお米が、美味しいからお酒も美味しい』とよく言われます。しかし、お酒に使われているお米は日本酒造りのためだけに栽培される『酒造好適米』が大半で、普段皆さんが食べている食用米ではないのです。なので『皆さんのイメージする新潟のお米の美味しさ』と『新潟のお酒が美味しい』という2つの関係が成り立つよう、食用米で酒造りをしたいと思ったんです」と若松さん。
宝山酒造自体も長く「コシヒカリ」を使用してお酒を造ることを強みとしてきた酒蔵でした。現在は新潟県産の食用米である「こしいぶき」を使用しています。
さらに酵母にも新潟が持つ独自の酵母「新潟酵母G9NF」を、仕込み水には蔵の近くにある「多宝山」から流れてくる伏流水を使用するなど、「新潟の美味しさ」を体現した日本酒となっているのです。
大切な友と、どんなお酒を呑みたいですか?
2人をキャラクターに見立てて仕上げた「犬猫」は、ラベルの可愛らしさやストーリーなども注目され、SNSなどでも話題に。現在もクランドの定番商品として人気を博しています。犬猫を詳しく見る
定番の犬猫以外にも季節ごとに様々な商品が登場するのも犬猫の特徴です。これまでも搾ったばかりのフレッシュなお酒を詰めた「一番搾り」や、お正月限定版なども販売してきました。
現在は、仕込み水の代わりにお酒を使って仕込む製法のことで、超甘口の味わいに仕上げた「デザート酒」。
デザート酒を詳しく見る
そして、甘くてジューシーな果肉をふんだんに使用した、プチ贅沢感を味わえる「いちご酒」も販売中です。
いちご酒を詳しく見る
おためしにぴったりの300mlの小瓶サイズの犬猫も販売しております。大切な友と呑み交わすならどんなお酒がいいか。そんな観点でぜひ色々な犬猫の味わいをお試ししてみてください。
小瓶の犬猫を詳しく見る