商品開発を担当している、はじめです。
少しずつ長くなる日が沈みかけ、空がほんのりと柔らかな橙色に染まる頃。
日本古来の伝統色である「橙色」から名付けられた、「橙 -tou-」という名前のお酒について、少しだけお話しさせてください。
深呼吸したくなるほどの、鮮やかな果実味
グラスに注ぐと、ぱっと目の前が明るくなるような、はつらつとした柑橘の香りが広がります。
主役となるのは、徳島県産のゆず、佐賀県産のレモンと温州みかん。
「もっと、極限まで引き出した柑橘の風味を届けたい」
そんな想いから、これら3つの果実の量を、シンプルに、そして惜しみなく増やして作られました。
ただ量を費やせばいいというものではありません。
全体のまとまりが崩れてしまわないよう、酒蔵が、一番美味しくなるバランスを見つけ出してくれました。
唐津七山の澄んだ天然水が、その鮮やかな風味を優雅にまとめています。
口に含むと、爽快なシトラスの風味が、優しく口内を満たしてくれます。
ふわりと香るその奥に、どこかほっとするような香ばしさ。
その由来は、味わいを支える15種類のボタニカルのなかに使われている「いりごま」です。
それが、異国のルーツを持つジンを、どこか懐かしく、私たちの舌にじんわりと馴染むものにしてくれています。
だからでしょうか。このお酒は、毎日の和食にとてもよく合うのです。
きりっと冷やしたソーダ割りにして、こんがり焼けたお魚と。
氷を浮かべたロックや、ふくよかに香りが際立つお湯割りにして、お刺身やお出汁の効いたお料理と合わせるのも、とても心地よい時間です。
大切に作られた一杯を、ゆっくりと待つ歓び
たっぷりの果実を使い、丁寧に、丁寧に風味を抽出する。
その贅沢な製法ゆえに、どうしても一度に作れる本数には限りがあります。
だからこそ、このお酒は抽選販売という形で、ご縁のあった方の元へとお届けしています。
「どんな飲み方をしようか」「どのおつまみと合わせようか」と、届くまでの日々を想像しながらお待ちいただけますと幸いです。
皆さまの静かな夜に、橙色の灯りが優しく灯りますように。