これってどういう意味?日本酒用語の語源を調べてみた!ー酒器編 | KURAND(クランド)
鈴木 將央

これってどういう意味?日本酒用語の語源を調べてみた!ー酒器編

2016/10/13

みなさんこんにちは。日本酒を飲んでいると、「これはどういう意味だろう。」「なぜこのような言葉になったのか。」と疑問に思うような用語が多いと思いませんか?そこで、KURANDマガジン編集部が、日本酒に関する様々な用語の語源を調べてまとめました!

お猪口

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お猪口は「猪(いのしし)の口」と書きます。なぜ、猪の口なのでしょうか。調べてみると、語源は次のようです。

「猪口(ちょく)」が転じたもの。

この「猪口」とは、ちょっとしたものを表す「ちょく」や、飾り気がないことや安直を表す「ちょく(直)」などの意味が込められているそうです。確かに、お猪口は気軽にちょこっと日本酒を飲む時に使いますよね!

ぐい呑み

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お猪口よりも少し大きなサイズの酒器が「ぐい呑み」です。語源は次のようです。

「ぐいぐい飲める」から。

そのままですね。そば猪口(めんつゆを入れる容器)や小型の湯のみ茶碗を、酒杯として転用したのが始まりだそうです。しかし、ぐい呑みで本当にぐいぐい飲んでしまうと、酔っ払ってしまいそうです。お酒に強いかたは、ぐい呑みでぐいぐいと飲んでみてください!

天開盃

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酒器の中でも口が開いたものを「天開盃」と呼びます。その形状から「ラッパ型」とも言います。

グラスの口が天に向かって開いている。

こちらも形状をそのまま言葉で表しています。ワイングラスなどの口の閉じた酒器とは対照的に、お酒の香りが良く広がる酒器です。
 

ワングリ型

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こちらも、酒器の形状に関する用語です。ワングリ型とは、口が大きく開いた酒器の形状をさします。「わんぐり」を辞書で調べてみると、次の意味が書かれていました。

口が大きく開く様。あんぐり。

驚いて口をあんぐりとあける様子と似てることから、「ワングリ型」と呼ばれるようになったんですね!

とっくり

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とっくりは「徳利」と書きます。語源は諸説あるようです。

1. 「とくり、とくり」という音。
2. 「雲具理」から(雲=深い瓶の「雲壜(どんたん)」、具理=お酒を入れる容器)。
3. 「酒壺」のハングル読み「トックール」から

もともとは江戸時代に庶民がお酒を買うために使用され、のちにお燗の際にお酒を入れる容器としての機能も持ちました。江戸時代から用いられているので語源は定かではありませんが、どれも確からしい説ですね!

片口

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日本酒におけるピッチャーが「片口」です。他の酒器と比べても容量が大きく、席で日本酒を共有する際に用います。

片方のみに注ぎ口があるから。

語源はそのままですね。一升瓶から一杯ずつ注ぐのはなかなか大変なので、気に入った銘柄は片口に注いで何杯も楽しむのがいいですね!

ちろり

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ちろりは、「銚釐」と書きます。酒燗器で1〜2杯分お燗する際に使用する酒器がちろりです。その語源は諸説あるようです。

1. 囲炉裏(いろり。地炉)であたためるから。
2. ”ちろり”と短時間に温まるから。
3. 酒好きが待ちきれずチロリと舌を出すから。

「待ちきれず舌を出す」というのは、面白いですね。確かに、お燗をしている間は、待ちきれずワクワクしますよね!

番外編:日本酒の種類別オススメ酒器

様々な酒器の名前やその語源を学び、酒器にも多くの種類があることがわかりました。実は、日本酒の種類によって、その特徴を最も活かす酒器が変わってきます
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簡単に分類するなら、香りの高い吟醸系はラッパ型穏やかな香りで淡麗辛口タイプの日本酒はお猪口などの小ぶりな酒器が合います。詳しくは日本酒の味がガラッと変わる?!種類別の酒器の選び方をご紹介をご覧ください。


いかがでしたか?日本酒は専門用語も多く、ハードルが高いと思われがちですが、意味や語源を知って身近に感じていただけたでしょうか。KURAND SAKE MARKETでは、こんかい紹介した酒器すべてではないですが、様々な酒器を用意しています。日本酒の飲み比べの際には、ぜひ酒器にもこだわってお楽しみください!